ダンスシーンの無い、異色の社交ダンス漫画 よろよろ!社交ダンス。 ~永禄大学附属病院・社交舞踏研究会 KARTE-46: はじめの一歩!その前に…
このサイトは、佐藤秀峰(著)の「ブラックジャックによろしく」を、二次利用しています。
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■ あらすじ(summary)
斉藤英二郎は、「高砂先生は、足の裏のパワーラインの切り替え方法とか、知ってますか?」と切り出すところから、話が始まる。 | 高砂春夫は、すかさず「そんなの出来るヤツ、教師免許を持ってるヤツでも、ほとんどいねぇぞ!」と切り返す。 「ワザというのは、習うモノではない! 盗むモノだ」 「社交ダンスは、女の先生の僅かな動きの変化、僅かな掌の握り具合を、見逃さずに読み取る」 と高砂春夫は主張する。 周囲に「女の先生」がいない斉藤英二郎は、いったい、どういう行動を取るのだろうか? |
■ かいせつ(commentary)
「パワーライン」という言葉は、廣戸聡一氏の「4スタンス理論」に出てくる言葉。社交ダンスの先生は「知らなくて当然」なのである。 | 増してや、日本の社交ダンスの教え方は「踊り方を統一している」ため、「4スタンス理論」の考えがそのものが「究極のタブー」となる。 さらには、「パワーライン」の「クロス」と「パラレル」を切り替えるという発想は、「4スタンス理論」にも存在しない。 社交ダンスの婦戸の先生は、こんなものを「知ってるはずが無い」のであって、もしも、知っている先生がいるとすれば、多くの人が理解出来るように説明すべきである。 |
■ あるご(algorithm)
足の裏の土踏まずと、掌(てのひら)の変化で、背中の使い方を変えるという発想。 | 日本の社交ダンスでは、まったく・・・というか、聞いた事がありません。 しかしながら、社交ダンスの踊り方の中には、「クロスモード」を前提とした解説と、「パラレルモード」を前提した解説が混在しているように思われます。 さらに言うなら、外国人のレクチャーDVDなどでは、ベースになってるのが「Hイプ(股関節の上に立つ)」なのか「Kタイプ(膝と足首の屈伸を使う)」なのかの「見極め」も必要になる。 これらを区別せずに、「自分のカラダの使い方は、あらゆる場面で、絶対的に正しいのだ!」という前提で、レクチャーDVDなどを見ていても、「講師が伝えるべく、レクチャーの本質が掴めない可能性がある」という場合もあり得るかと思われます。 もっとも、「初心者から老人、世界チャンピオンまで、世界中のダンサーのカラダの使い方の基礎は、全く同じ」だとするならば、そんな心配は無用なのですが、果たして、そう言い切れるかどうか? 最終的は、単純なアルゴリズムに収束していきます。 |
■ 登場人物
| 皆川 由紀子
| 永禄大学附属病院、NICU(新生児集中治療室)の看護師。 |
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