ダンスシーンの無い、異色の社交ダンス漫画
よろよろ!社交ダンス。
~永禄大学附属病院・社交舞踏研究会

KARTE-27:
昔の話、聞いて あ・げ・る!
このサイトは、佐藤秀峰(著)の「ブラックジャックによろしく」を、二次利用しています。
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■ あらすじ(summary)
「スナック 猫」の翌日。
南林間病院近くの浜辺にて、北三郎は20年前の「むかし話」を始める。
長期休暇を取ってオーストラリアへ渡り、手術の勉強をしていた。
忙しい合間を見つけて、「異国の人たちのカラダの動き」を観察していた。

ある日、写真を左右反転してみたところ、違和感を感じる写真が出てきた。
左と右の違い。

後半は、「ワルツのナチュラルターンの左腕の動きは、左腕投手(サウスポー south-paw)の投球フォームに似ているのでは??」
…という話を中心として、左と右の違いの話題が展開される。

■ かいせつ(commentary)
左腕と右腕の違い。これを確認するために、左腕投手の投球フォームについて、触れている。

「左腕投手の投球フォーム」の動きと「ナチュラルターンの左腕」の動きは、同じなのか違うのか?
右腕投手のフォームを左右反転させた「仮想左腕フォーム」では、ナチュラルターンのような回転動作が得られそうである。
だが、左腕投手がこれをやると、ボールは本塁ではなく、3塁ベースに向かって飛んでいくと思われる。

右腕投手は上腕外旋、左腕投手は上腕内旋。腕の動きが違う。

■ あるご(algorithm)
「左腕投手の投球フォーム」と「ナチュラルターンの左腕」という着眼点は、「生徒がダンス教師の選別する」という視野で見ると、驚異的に「鋭い」。

まずそこには、第一のアルゴリズムが存在する。

「左利きの人が慣れたフォームで左腕でボールを投げる姿を、右利きの人が真似をする」のと、
「右利きの人がぎこちないフォームで左腕でボールを投げる姿を、左利きの人が真似をする」のとでは、
難しいのは、どちらだろうか?というアルゴリズム。

若い人向けの社交ダンスのレクチャーの中に、こういうのを取り入れていくと、興味を持つ人は多いだろう。
「左腕投手の投球フォーム」と「ナチュラルターンの左腕」が同じであれば・・・・
「実際に、左腕でボールを遠くへ投げられない、右利きのダンスの指導者」は、指導者失格となってしまう。
同時に、「左腕でボールを投げても、ターンに結びつかない左利きのダンス指導者」も指導者失格になってしまう。

そこには、教える側にとって、まことに恐ろしい、第二のアルゴリズムが待っているのである。

■ 登場人物

プロフェッサー・M

オーストラリアのK病院に勤務する心臓外科医。

心臓外科医としては、世界的権威を持つ。

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